校長挨拶

 刈谷北高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 本校は大正10年に、刈谷高等女学校として創立され、男女共学の県立刈谷商業家庭高等学校、女子校の県立刈谷北高等学校と改編を経て、今年度創立103年目を迎えた男女共学の県立高校です。「自主自律」を校是とする自由闊達な校風のもと、本校で学び巣立った数多くの卒業生が、各界で活躍しています。

 現在は各学年普通科8クラス、国際探究科(3年生は国際教養科)1クラス、全27クラスの1,000人を超える生徒が在籍しています。大学進学を目指し、授業、補習に熱心に取り組みながら、部活動にも全力を注いでおり、数多くの部活動が県大会に出場しています。また、学校祭や球技大会などの行事は、生徒主体で企画、運営を行います。どの行事も盛大で、高校生活の大切な思い出、経験になっています。生徒たちは学校生活を通して、知識、忍耐力、継続力、コミュニケーション能力、リーダー性など、人として大切な力を身につけていきます。

 令和元年度に設置された国際教養科は、令和5年度より国際探究科に学科改編しました。「世界に挑戦する探究人」となることを目標に、総合的な探究の時間を中心に探究活動を行っています。地元企業や自治体と連携し、自ら設定した課題の探究に取り組み、昨年度末には公開発表も行いました。また、普通科同様に文系理系の選択ができるようになり、進路選択の幅も広がりました。

 国際教養科の設立を機に、カナダ、韓国、オーストラリアの高校と姉妹校提携を結び、姉妹校への訪問、生徒の受け入れ、オンラインでの交流など国際理解教育を積極的に行ってきました。姉妹校への訪問等の機会は、国際教養科、国際探究科の生徒だけでなく、普通科の生徒にも与えています。昨年度は5年ぶりにオーストラリア研修を実施しました。また、昨年4月には姉妹校である韓国観光高校の生徒の受け入れも再開し、本校生徒と交流をしました。今年度は夏に韓国研修、秋にオーストラリアの姉妹校の生徒受け入れを予定しています。さらに国際探究科2年生は修学旅行の代わりにシンガポールへの研修旅行を実施します。これからの時代に必要なグローバルな視野を身につけた人材として活躍してくれることを願い、今後も国際理解教育を進めていきます。

 令和5年3月に、新しい天然芝のグラウンドができました。硬式野球部、男女サッカー部、陸上競技部、ソフトボール部、男女ハンドボール部、男女ソフトテニス部が一緒に活動できる、広大なグラウンドです。天然芝のサッカー場、硬式野球部専用の野球場に加え、ハンドボールコートが2面、テニスコートが6面ある学校は多くはありません。さらに、体育館、武道場、弓道場、卓球場、音楽室など多くの場所で生徒たちは伸び伸びと部活動に取り組んでいます。

 勉強、部活動、学校行事、諸活動等、多くのことに全力を注ぐことができる環境を整え、世の中のリーダーとして活躍できる人間力のある生徒を育てることを目指し、生徒、保護者の皆様、地域や同窓生の皆様から信頼される学校であり続けたいと思っております。

 これからも、ご支援とご協力をお願い申し上げます。

                                 令和6年4月
                                 校長 山本 真由美